遠隔相談システム「リリーヴ」
新しい学びや気づきがある。知識のブラッシュアップに


那智勝浦町立温泉病院
院長 山本 康久 医師
課題
- 若手医師が多く、指導医不足
- 相談がむずかしい診療環境
効果
- 若手医師の知識・経験の向上に繋がった
- 診療方針決定・診断に要する時間の短縮
当院のような地方の中小病院では、主に地域住民や施設入所高齢者が多く受診されます。当院の医師構成は、院長以外は卒後3年から5年目の若手医師であり、診断や治療方針に悩むことが多く、指導医不足の状況にあります。近隣の300床規模の中核病院医師も多忙のため相談するにもハードルが高く、転院調整が前提となり、治療方針の相談はしづらい状況です。
「心に寄り添う」相談システム
T-ICUは相談相手が急性期医療の専門医で、重症患者をはじめ一人当直の救急患者や入院受け持ち患者の診断治療の相談から転院の必要性まで広く、かつ非常に親身になって乗ってくれます。システムありきでなく「心に寄り添う」相談システムだと感じ、喜んでいます。
現場で働く医師の声
T-ICU導入前は、未経験の疾患や専門外の患者さんの診療に悩んだとき、勤務時間外の仲間の医師に相談をしていました。仲間の医師とのディスカッションで解決できる場合もありましたが、他の知見や臨床応用においてアドバイスが欲しいと日々思っていました。
導入後は、相談がしやすい環境となった事で、診断において追加すべき検査や治療方針を決定するまでの時間が短縮されたのではないかと思います。また、指導医レベルの医師がシフトに入っているため、コンサルトをする事で新しい学びや気づきもあるため大変助かっています。
今後は、カンファレンス・勉強会にT-ICUを利用することによって自分達の知識のブラッシュアップにもなるのではないかと期待しています。
*こちらのインタビューは、2020年9月時点の情報です。