遠 隔 I C U
『遠隔ICU』とは
遠隔地から集中治療専門医が、現場の医師や看護師から提供された情報を基に24時間アドバイスを実施することで、現場の医師や看護師の負担を軽減するシステムです。
先行する遠隔画像診療等と同様に、集中治療専門医は遠隔地に居ながらにしてカルテの病歴とバイタル情報を中心に診療方針の検討が可能となりました。『遠隔ICU』は、集中治療専門医を新たに雇うコストよりもはるかに安いコストで専門医によるサポートが可能となります。
アメリカでは1990年代後半から『遠隔ICU』の導入が始まり、現在ではICUの2割の病床が導入済みという状況です。
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医療費の削減
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重症患者のICU死亡率 11.7%低下
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患者のICU滞在平均日数 0.63日減少
(※Journal of Intensive Care Medicine. 2017; 1-11: 1-10 DOI: 10.1177/0885066617726942)
と、顕著な実績を上げています。
T-ICU協力医師:33名
集中治療専門医、救急科専門医、 内科専門医、内科認定医、皮膚科専門医、精神科専門医、麻酔科指導医、麻酔科専門医、脳卒中専門医、ICD
T-ICU協力看護師:11名
集中ケア認定看護師、 救急看護認定看護師
T-ICUによる遠隔ICUシステム導入メリット
⇒医師・看護師の働き方改革
当直業務の軽減のため、専門分野に集中できます。
⇒医療安全の向上
早期治療方針決定、的確な治療
⇒医療従事者不足のサポート
推薦の声
内山 良 医師
(T-ICU顧問)
アメリカ・オレゴン Legacy Emanuel
Medical Center 医師
集中治療とは、重篤状態にある患者の治療を扱う医療分野です。Intensivist(集中治療医)とは、数年に及ぶトレーニングを通して得た知識をもとに、集中治療を行う専門医です。我々intensivistの役割は、患者(又は親族)の希望する治療目標に基づき重篤状態からの回復を促す様医療行為を行います。
有能なintensivistの条件に欠かせないのがコミュニケーション力です。重症患者の治療には、治療に関わる他の医師、看護師、理学療法士、栄養師、ケアマネージャー等様々なスペシャリストと連携する必要があります。そして患者の回復にもっとも欠かせないパートナーでもある親族との信頼関係を築くためにも、効果的なコミュニケーションが重要です。連携と信頼関係は、希望を生み出し、より良い治療環境を育むために不可欠なものです。
現在集中治療を必要とする患者数が増加する中、我々の医療現場では即時対応可能なintensivistの不足に直面しています。そんな中Tele-ICU(遠隔ICU)は集中治療の需要と対応可能な医師数との不均衡を是正できる可能性を秘めています。グローバル化と情報技術の進歩が続くこの時代において、Tele-ICUはintensivistと治療現場のコミュニケーションの架け橋になるポテンシャルを有しています。この様な技術サービスに私は大きな希望と可能性を感じます。
T-ICUシステム導入事例
医療法人康喜会辻仲病院柏の葉
(千葉県柏市)
医師の専門外治療への不安が減りました!
医療法人仁医会さくら総合病院
(愛知県丹羽郡)
集中治療における体制強化を実現できました!
T-ICU導入病院一覧・・・
医療法人社団康喜会 辻仲病院柏の葉(千葉県)
社会医療法人盛和会 本田病院(大阪府)
医療法人社団 石坂脳神経外科(長崎県)
那智勝浦町立温泉病院(和歌山県)
医療法人医仁会 さくら総合病院(愛知県)
紀南病院組合立 紀南病院(三重県)
国民健康保険 志摩市民病院(三重県)
特定医療法人一輝会 荻原整形外科病院(兵庫県)
加藤乳腺クリニック草津(滋賀県)
医療法人大植会 葛城病院(大阪府)
京都大学医学部附属病院(京都府)
独立行政法人国立病院機構 京都医療センター(京都府)
三菱京都病院 (京都府)
よくあるご質問
Q. システムの仕組みを教えてください。
A. 本サービス契約時にご提供する端末を使い、患者データを表示した画面を転送いただきます。院内ネットワークへの新規端末の接続は不要です。
ビデオ会議機能で遠隔地にいる専門医にいつでもご相談いただけます。

Q. 導入の手順は?
A. 約2か月で導入可能です。 ※現在COVID-19対策導入は最短数日のエクスプレス対応しています。
医師・看護師向けのサービス利用方法の説明会も実施いたします。

Q. 個人情報が流出する恐れはありませんか。
A. 3省3ガイドラインに準拠したクラウドサービスを用いており、医療機関レベルのセキュリティを確保しています。また、弊社は名前、生年月日、住所、連絡先等のデータは取得しておらず、安全性に最大限の配慮をしております。